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ラオスの安井清子さんから、元難民のモン族の人びとが暮らすシヴィライ村からの便りが届きました。
by laospantao


はじめの一歩

シヴィライ村のクラフト担当者が変わりました。
クラフト担当者は3人。ルー・ロー、シー・ション、パンニア・リーの3人。みんな、20代から30代の若いお母さんたち…前の人たちよりも一世代若くなった感じです。

 昨日、村を訪ね、3人と話し合いをしました。

 これから、どうやって行くか……ただ作って売れればいい…というのではなくて、シヴィライ村の刺しゅうの作り手のみんなにも、もっと意識を高めてほしい……

 日本では、シヴィライ村の刺しゅうがきれいだから好き!という人がたくさんいるんだから、これからももっと頑張って、喜んでもらえるいいものを作って行ってほしいということ…この度日本で、協力者の方々にいろいろとご指摘いただいた、バッグの縫い方などの改善…バッグのハンドルの長さへのアドバイス…商品の試作…

 私自身が裁縫が苦手でよくわからないために、これまでは、ずっとモンの人たち任せにしてきたのですが、日本の方々の細かなアドバイスを伝えると、作り手の彼女たちには、よくわかるのでしょう。真剣な顔をして、うなずいて聴いていました。

 最後に、今回、日本で作ってくださった、シヴィライ村の刺しゅうを使ってくださっている人たちの写真のアルバムを見せたところ、みんな、とてもうれしそうに見入っていました。

 自分たちが作っている刺しゅうのクラフトが届いている人からのメッセージが届いた!そのことは、彼女たちも本当に嬉しかったに違いありません。
「私たちの作る刺しゅうを喜んで使ってもらっている」という喜びがわいたに違いありません。

 刺しゅうを通じた、双方向のつながりの、はじめの第一歩みたいな気がしたのでした。

▼ラオス・山のふもとの刺しゅう屋さん(シヴィライ村の刺しゅう)
http://pajhnub.ocnk.net/

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by laospantao | 2013-10-23 08:00
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